↑で、兵力が劣りまくるトランシルバニアを守るためにブラドが闇の力と契約、ヴァンパイアとなる、わけです。
おそらく、ドラキュラに特に思い入れのない人に言わせれば可もなく不可もないできという評価になりましょうが、吸血鬼好きの私としては「ありがとう、ありがとう監督(脚本家というべき?)」。
いやね、世に吸血鬼物の作品は多々あれど、ブラド・ツェペシを基にした作品ってあんまり無いんですよ! 調べてみると(といっても、私ブラド公の事はモンスターとしてのヴァンパイアを調べてる仮定で不可避的に知っただけで、専門的に調べたわけではないですが)このブラド公、かなり惹かれる逸話もあるし、なぜ物語にならなのかと常々……
しかもよくありがちな吸血鬼=悪の図式を崩してくれたのがもうね。監督、わかってるな!
ブラド公演った(ルークさんというらしい)俳優さんがいい味だしてます。奥さんにララブラブ、息子にデレデレでありながら、必要とあらば敵兵を串刺しにしてずらっと並べる(※実際のブラド公が息子や妻にでれでれだったのかは知りませんが、捕虜を串刺しにしたのは事実。相手の兵の士気をそぐ心理作戦)残虐行為をするという、下手したらキャラの性格的に矛盾しそうなところ、違和感ないのって良く考えたらすごいと思う。
どうでもいいけど、映画だと腹から背に杭を貫かさせてるのね。残された絵とかだと、尻から口にかけてだけど。
ここからはさらにどうでもいい感想
冒頭シーン。ブラド公が従者に呼びかけて
「デミトル!」
え? デミトリ?(※ヴァンパイアシリーズというカプコンの格ゲーのキャラの名。ヴァンパイア)なんかもうデミトリしか浮かばなかったよ!
というかそもそもブラドが無数のコウモリの姿に変えて突進する攻撃するたび「デモンビリオン!」という言葉が頭に鳴り響いたよ。※デミトリの技名。体を無数のコウモリに変え~と映画とまったく同じ攻撃方法。パンフレットに「吸血鬼が一匹のコウモリに姿を変えるのは珍しくないから無数のコウモリにしたんだ!」みたいにかいてあったけどとっくの昔にカプコンがやってたという(笑)
つい……