お久しぶりです。書評です。というか、感想文、いやただの感想メモ書きです。
今回読んだのは『気まぐれスターダスト』 星 新一 出版芸術社
短編集に収録されていなかった物の寄せ集め。ううん、ぶっちゃけ内容としてはあんまり…… どっちかっていうとコアな星新一ファン向けかもしれない。一編エッセイっぽいのもあるしね。
でも作品を通しての寓意というか作者ならではの皮肉は健在。天使の奴は皮肉がきいてますな。狐のためいきはなんていうか、うん……
最初の方に収録されている短編は、世にも奇妙な物語のメインじゃなくて、前にスペシャルの時に作品の間に挟まれたショート作品(?)として映像化したらちょっと嬉しい。
憎悪の惑星とか火星航路とか、レイ・ブラッドベリチックだな。SFなのに抒情的。
ジュニアSFの類は、子供の時に読んでたら純粋におもしろかったろうな。携帯がなくて連絡手段が公衆電話って所に時代を感じる……いかにも古き良きSFって感じ。星さんこういうのも書いてたのね。最後平和に解決するのがいかにも児童文学……
ピーバ星の騒ぎとか好きだわ~
それにしても、初めて電子書籍で読んでみたけど、やっぱりアナログ人間は紙の方がいいわ。なんか、こう……電子書籍ってぱらぱらってめくって自分の読み直したいシーンの数行だけを探すって、やりづらくて……