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というわけで読み終わりましたよ、「銀色の恋人」の続編「銀色の愛ふたたび」。べ、別に某小説の書き方で「恋愛要素は必須」って書いてあったから読んで勉強しているわけじゃないからね!(なにこのどうでもいいツンデレ)
銀色の恋人よりおもしろかった!色んな意味で。 特に主人公が頭よくて。謎解きも多めだったし。
前作の補完部分もあり、「おいおい、それからどうなったんだよ」と思った人は読んでみるといいかもしれん。ただ、前作の純愛にきゅん死した乙女たちはそのイメージぶち壊したくなくば読まないほうがいいかもしれん。だってさ。
前作
ジェーン、ロボットのシルヴァーに恋をする。
色々な原因から、二人で逃走。
シルヴァー、愛と心を理解する
結局会社に捕まる。シルヴァーはどうやら炉で溶かされてしまったらしい
悲しみにくれるジェーンに、シルヴァーがテーブルターニング(西洋こっくりさん)を通じて「私の分まで生きてください。いずれ会えますよ」とメッセージを送る
ああ、なんて悲しくも美しいお話だ。悲恋悲恋。んで、今回の前半。
シルヴァー=ヴァーリスと改名。溶かされていたのではなく、スイッチ切られて一端分解されただけ
ジェーンの本(銀色の恋人=小説内ででてくる「ジェーンの本」」)を見つけて読んだ今回の主人公ローレン。話の中のシルヴァーに恋をする。そしてついに実際に会うわけだが……
以下、ネタバレ 以下、ネタバレ 以下、ネタバレ
その時の会話(色々要約)
「ジェーンの事、覚えてる? 愛してた?」
「覚えてますよ。愛していたんだと思います。でも今はあなたの方が……」
「こっくりさんでメッセージ送った?」
「いや、スイッチ切られていたので。覚えてないです」
工エエェェ(*゚Д゚)エエエエェェェl!!!
ちょ、シルヴァー、 リセットされとる! 中途半端にリセットされとるよ! 別人28号だよ!
なんか、盛大なノリツッコミのようだ。前作でキュン死した乙女たちはショックだろうが、自称現実主義の私的にはさもありなん。実際こんなもんだろうなあ。とまあ、最後の最後で驚きのフォローがありますしね。
しかし、後半ぎりぎりまで諸所の問題に決着つかないままで、どうするんだろう、と思ったがそうきたか。ん~、ローレンの正体とかご都合主義といえなくもないけど…… 伏線張ってあったから許す(←何様?)
にしても、今回のあらすじ読んで知ったけど、前作の方の シルヴァーがテーブルターニングでメッセージ=機械仕掛けの人形が魂を持つ っての、驚く所だったのか! 気づかなかった。(いや、自分にも魂がもてるのか?というシルヴァーの問いに対する答えなので大事な部分だとはわかってましたが)あらすじにもあった通り、私はつくも神信仰の生粋の日本人ゆえ、「だろうよ」レベルだったw
そして主人公が宗教施設で育ったという設定もあるけれど、人間の事を「神の似姿」ロボットのことを「神」(この作品では人間よりも美的、能力的にすぐれているため)と表現するところ、海外の作品だなあ、と思った。そういえば、日本でロボット工学が発展したのは「キリスト教の影響が少ない」(人間に似せて機械を作る=神の真似事イクナイ!)のと「鉄腕アトム」のおかげだそうですね。(そういえば、人間そっくりのアンドロイドを書いた海外SFって意外と無いような)
逆に私のうっすいSF読書体験からすると、人体改造なんかは多いような気がする。美容のために体に手加えたり、機械動かすために体にチップ埋め込んだり、コードで宇宙船と接続されたり。あ、あれか。日本は中国から伝わった身体髪膚なんちゃらかんちゃら的な考え方があるからか?
以下ぐだぐだな感想文
●クローヴィス、涙目。
●こいつら、動力何で動いてるんだろう?
●ヴァーリスの口調が後半雑になるのはグッジョブ。
●ローレンの秘密。ヴァーリスが「伝えなきゃ→いえなかったorz」を密かに繰り返していたかと思うとw
●先生! エロかっこいい男キャラの表現に殺し文句が有効なのはわかりましたが、ちょっと外すと間違いなく「うわっ! 寒っ!!」ってことになるので怖くて使えません! いや、千夜一夜でもキザったらしいセリフは微妙にありますがあれはドタバタコメディゆえ外してもはは、こいつ何言ってんだよで終るから別に問題は無(暗転、フェードアウト)
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