レイブラッドベリ著 原題「ONE MORE FOR THE ROAD」
おお、レイブラッドベリ新潮社でも出てたのか! と図書館で借りてきた一冊。短編25編収録なんだけれども……
一話読んでいきなりorz. 鬱くしい。そうだった…… 失われた黄金の少年時代を書かせたらブラッドベリの右に出るものいない事を忘れてた……この歳にこのテーマはつらいよ。
ええっと、肝心の作品はいいのもあり、よく分からないのもあり。主に物語性ではなく雰囲気で読ませる物が多かったかな。リンク仲間の咲城さんなんか気にいるのではないかと勝手に予想したり。
私はオチのある話の方が好きなので「十月は黄昏の国」「火星年代記」の方が好きかな。
個人的良かった話
はじまりの日
心移し
頭をよせて
19番
墓碑銘
秋日の午後
タンジェリーン
小麦畑の敵
ディアーヌ・ド・フォレ
心移しは最初意味分からなかったけど最後!! てなった。「お互いの事を祈る」ってのがポイントか。
『墓碑銘』『小麦畑の敵』はブラッドベリらしい作品。
それにしても、『華氏451度』来年映画化とか。しかも主演はブラピ……
あれは名作だからな。かなり昔に書かれたものだけど、今でこそ読まれるべき作品だと思う。
そして
願わくば改悪されませんように。
なんだろう、アメリカの映画って、大抵原作を台無しにするイメージがあるんですが。
(某ラドラムの暗殺者シリーズはイメージ崩壊が怖くてみてないお)
そしてあの哲学的というか素敵に抽象的な文体の感じが皆無になりそうな悪寒。
コメ欄私信あしゅさん
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