はい、忘れたころにやってくる読書メモのお時間ですよ。
今回読んだのは『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』小林 弘利(角川文庫)
ああ、そういえば昔BSでやってたっけ。昔のリメイク作品? この古臭いタイトルから漂うB級感がたまらない。こういうのってネタが「おい!」ってつっこみ入れたくなるんだよね~って大して期待しないで読んでいったんですが。不覚にもしんみりした。
いや、ネタとしては荒唐無稽なんですよ。(ネタバレのため『』反転)『
UFOに乗った冬虫夏草』とか『
蟻を使って男子殲滅作戦』とか。しかしさほど不自然に思えないし犯人に対して若干のカタルシスまで感じてしまうのは筆者の筆力ゆえ。がんがんキャラの感情書きこめるのは小説の特権ですよ。この人の文体好きだわ。他の作品も読みたい。
しかし最後がな~事件の『
犯人も動機も分からないまま終わる』って……まあ、主人公の牧さんの心情を主題にしてるから、さほど重要じゃないのかも知れないけど……
以下グダグダ文。
●ていうか牧が唱える口裂け女や通りゃんせの説。オカルト好きだけど知らなかった。おもしろい
●え? かまいたちの原因が真空って、もう訂正されてたの?
●なんかこれの別シーズンのを一話だけ見た気がする。
●中古で買ったけどツボッたから新品で買いなおしたろうか……
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