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日々あったことを徒然なるままに
珍しく書評です。今回読んだのは 小野 不由美著 『東京異聞』(新潮社) あ、そうそう。本当は東京ではなく、京の字の口に一本横棒入ったケイという字なのだけれど、パソコンで出なかったので京で代用しとりますよ。

あらすじ
このごろ都に流行るもの。火炎魔人に闇御前、珍妙珍奇な読売に、人魂売りに首遣い……
炎に包まれた姿で、高い建物から人を突き落とす火炎魔人、鋭い爪で通りすがりの者を切り裂き、犬に変じて姿をくらますという闇御前。帝都日報の記者平河と、香具師達の便利屋万造はその正体をあばこうとする。そのうちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き着き……

【】内ネタバレのため反転

なんといいますか……日本語!!決めシーンでのセリフまわしが秀逸。
「罪もない人を手にかけ、それが及ばず他ならぬ直の死に際を見て、そのうえさらに兄とも慕った左吉までも殺め」
「家人には済まないばかりの醜聞、一切合財負うのも承知なら、煉獄に落ちて七生九生苦しむのも承知の上」

とか、もうすごいじゃありませんか!!
あと、海外の翻訳物ばっか読んでる私は、一読して「地の文少な!」とか思ったけど、形容詞とか単語の使い方がうまいので短い文でも頭の中で情景が浮かびますね。見習いたい物です。

前半は完全な推理物で、「魑魅魍魎なんかいない」を前提に犯人を探していくんですが、最後の最後で夜の者と現実世界が混じり合う構成は見事。
でもなんだか納得いかない所もあったなあ。私が読みとるべき所を拾えていないのかもしれませんが。
結局、居合い切りは誰だったん? 直?? 初子はなんでそれほどまでにヒロミチ卿憎んでたの?日本をつぶしかけたから?親の死に目に合わせてもらえなかったから?
以下ぐだぐだな感想文

●妖怪などという物などありません、というコンセプトで進む推理に、この世に超能力なんて……という山田の言葉が思い浮かんだ私はトリックにはまりすぎですねわかります。
●【万造さ~ん! 常さ~ん、帰ってきて~!!
●輔的なポジションが美形なのはデフォですねわかります。


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