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日々あったことを徒然なるままに
書評ですよ。今回は『贈る物語 みんな怖い話が大好き』
宮部みゆき編 光文社

宮部さんが選んだ海外の恐怖短編を集めた一冊。前に私がレイの兄さん出てる!と騒いでた奴ですな。
 まず最初に言いたいのは……「ネタばれェ……」各章の冒頭に、宮部さんが各作品にコメントを書いているんですが、普通にネタばれが……(実は前書きにその注意が書いてあったのだが、後で読もうと飛ばしてた)これから読む人はご注意を。
 さて、感想。いやあ、最初の二つは怖かったけど、ほかはそんなでもなかったなあ。でも、色々なパターンの恐怖話があるので、一つはお気に入りの作品があるかと。あと、宮部さんがプロの視点で作品の見所を解説してくれるので、読書苦手、小説ってどう読んでいいかわからん、という人のいい手引き書になるのでは。

以下、続くでぐだぐだ文。

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 というわけで久しぶりの書評ですよ。今回は恩田陸のMAZE。

あらすじ
 中東のある平原にt建つ、豆腐のような四角い白い遺跡。そこには入り込んだまま戻って来ない人間が多くいるという。その人間消失のルールとは?

 う~ん、つまらなくはなかった。つまらなくは無かったけど…… 同じ恩田さんの作品だったら『麦の海に沈む果実』や『常野物語』の方をお勧めします。
 それにしても、一見オカルト→現実的な説明→やっぱりオカルト の構成は鉄板だな。
 満が推理した「実は遺跡が人間を取り込んでいて、骨を遺跡の材料に……」てのは荒木さんの「屋敷幽霊」(デッドマンズクエスチョンというマンガに出て来る屋敷の幽霊)とかゲームの刻命館を思い出した。テントの周りに足跡が出てくる所は、遺跡の中に入らなければ安心というルールが崩れた感じでほどよく怖くていい。
 男なのに女言葉を使う恵弥が、「自分が女言葉を使うのは、眉目秀麗で有能な自分が妬まれて潰されないようにするため」みたいな事を言うんだけど、前にどこかでマツコデラックスが「オネエだと男からも女からもまともな敵だと見なされない。だから辛口で物を言える」と似たような事を言っていて、内容の一致にびっくり。あと女形は「男から見た女を演じるからこそこの世に実在しない女らしい女ができる」とか、これから世界はどうなるのかとか、主人公達の哲学的(?)な会話の方がストーリーよりも興味深かったり。

以下グダグダな感想
●いや、いくら同じ幻覚物質取ったからといって、二人がまったく同じ幻覚見るとは思えないけど……
●「恩田さんの作品って、面白かった記憶は残っててもストーリーをほとんど忘れるんだよね」と友人に言ったら彼女もそうだと言っていた。情景描写がキレイだから、ストーリーよりもそっちに気を取られるのか?まさしく恩田マジック(笑)
●有名なSF作家が書いた「おーい出てこい」星新一ですねわかります。

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ファンタジー好きにはたまらないTruth In Fantasyのシリーズ。いや、なんというか……求めていたものと違った…… 
 切裂きジャックとか殺人鬼のデータいらないから、もう少しヴァンパイア伝説の歴史とか詳しく書いて欲しかった……いや、結構載っている情報が広く浅くで、一時期小説書くのに吸血鬼調べていた私は、大抵知ってたっていう。それといくら血を吸うとはいえ水虎とか鬼とかまでヴァンパイアとしてしまうのはどうなのか。
それにしても、ヴァンパイアって以外と弱点多いな。『吸血鬼ドラキュラ』だと聖餅で地面に書いた円の中に入れないとかあるし、地面に落ちている小さな穀物の粒を数えずにはいられないってどんなのww でも本来太陽は嫌うだけで浴びたからといって灰にならないってのは怖いな。
殺人鬼系のデータは記述が結構グロいので耐性ない人にはお勧めできない。(かく言う私もうええ~ってなった

以下ぐだぐだな感想文
●あー。研究室ヴァンパイア書きたいなあ
●私……宝くじあてたらTruth In Fantasyのシリーズ全巻そろえるんだ……
●このブログを書くのに色々調べてたら、某所でおもしろい記述が……『セサミストリートのキャラカウント伯爵が数を数えるのが好きなのは穀物の粒を数えずにはいられない吸血鬼の本能かも』その発想はなかった!

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というわけで、ブログでちらほらおもしろいおもしろい呟いていたミストシリーズの書評ですよ。相変わらずとりとめもなく思いついたままにキーボードを打ってみる。【】内はネタバレ部分のため反転。

●ミストボーンあらすじ
七つの火山から灰が降り、昼は赤い太陽に照らされ、夜は霧に包まれる終(つい)の帝国。そこは千年以上も生きているという支配王の下、一部の貴族が多数のスカー(奴隷)を虐げ支配していた。
 盗賊団の一員として暮らしていたスカーの少女ヴィンは、ある日伝説の盗賊、ケルシャーと出会う。ケルシャーは、ヴィンが金属を体内で燃やし様々な力を使うことができる合金使い『霧の落とし子』である事を見抜き、ある計画に彼女を引き込もうとする。その計画とは、支配王を倒し、スカーを解放することだった。

もっと詳しいあらすじはこちら。

いやあ、なんというか久々いいファンタジー読んだわ~って感じです。革命の話って結構ありがちなイメージがあるけれど、世界設定が巧みだから目新しく感じる。灰が降るっていう世界観が妙に退廃的で魅力的。そして霧の中、夜の街をヴィンが跳躍していく描写は読んでいて爽快。
 あと合金術の設定が細かくて楽しい。(金属を押し引きする能力一つ取っても、自分の体重より重い金属を引こうとすると自分の方がひっぱられるとか)
そして伏線すげええええ! なんていうか、細かい部分(推理物でよくある物の位置がどうたらとかキャラがボソッといったセリフがどうたら)で張っておらず、人物設定(性別とか持ち物とか)のような大きい部分が伏線になっているので逆に気付かない。「え?! あ! そうだよそうだよ! 最初からそう言ってたじゃん!」といった感じ。

それから小説書く上で色々参考になるテクニックが色々あって勉強になりまくった。
1、舞台演出
ヴィンがゼインと戦うときの胸まで這い上がってくる霧、ルサデル包囲戦の黒い灰と白い雪、コロスの青い肌、血の赤の対比。イメージが強烈
2、セリフ
同じセリフのリフレイン。同じ言葉でもヴィンの受け取り方が前半と後半では違う=キャラの内面が成長している事を強調
3、構成
雪崩と称されるほどの後半の怒涛展開


●以下恒例ぐだぐだな感想
コイン打ちを「銭○平次?!」と思うのは日本人のサガですねわかります

ニックネームがおもしろいな。ケルシャーがケル、セイズドがセイズになるのか。

ケルシャーが神格化していく過程がおもしろい。あんな宗教やこんな宗教もこんな風に発展していったんだろうなあ……

ミストボーンで尋問官が出てきた時、「ドラクエでうっかり遠くまで行っちゃってどう考えても勝てないLVのモンスターが出てきちゃったあの絶望感」を久しぶりに思いだしたよ……

カプコンあたりでうっかりゲーム化してくれねえかなあ。パワーストーンみたいな感じでステージにある金属の物を動かせたりするの。コイン打ちでけん制、敵の懐にもぐりこんだ後白鑞攻撃、敵背後の鉄を引いてめくってからの必殺技蹄鉄の嵐ですよ! カプコンだったらカンドラもいい感じに使用キャラにできそうな気がする

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 どうも。ナインテイラーズ新しく買い直したついでに読み直してみたんだぜ! ドロシーセイヤーズ著のピーター卿シリーズ。推理物です。
あらすじとかはココ参照 ※リンク先のは集英社ですが、私が読んだのは創元推理文庫

この小説は鳴鐘術が暗号を解くカギとなっていて、巻末にそれに関する用語解説もあるんだけど…… なるほど、さっぱり分からん。でもお話的には『この暗号文は解読と作成に専門知識が必要』ってことが分かれば理解できるので、問題なかったっす。なんだか→に貼ってある読書メーターに書き込まれた感想みると、鳴鐘術がわかるとより楽しめるらしいけどね。

ふーん、乱歩もお気に入りだったのか。なんとなく、不気味な因縁話の要素もあるので分かる気がする。
最後はまさかのびっくりオチ。(スキキライ分かれそうだけれど)まさか凶器が……だったなんて! しかし、洪水の描写とか、夜の教会に並ぶ鐘の描写とかすごいっす。あと出てくる村人一々性格付けきちんとしてあって個性的。ドウスリャ書ケルノ そして一々会話が小じゃれてます。

しかし、ピーター卿のシリーズは面白いのに人気出ないな~。貴族探偵ピーター卿とか執事のバンターとか、萌え要素満載なのに…… 他の推理物って、トリック重視で主人公の人間性とかあんまり重視されていない〈気がする。私は〉のが多いけど、このシリーズはどっちかって言うとその逆。キャラが強烈だから一度ハマるととことん読みたくなる。一冊読んで全巻揃え余裕でしたv

で、この書評書くためにナインテイラーズを調べてたらこんな素敵なサイトを見つけてしまった。
ピカデリー110番地A

このページを見ればこのシリーズがどれだけすばらしいか分かっていただけるかと
名言集

ピーター「風呂桶の中に死体を見つけたそうなんだ」
 バンター: 「それはそれは、御前。何よりでございます」
は名会話だよなあw

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