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日々あったことを徒然なるままに

さあ、ひさびさ誰得? の書評ですよ。
今回読んだのは『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)』
 
どこを切ってもタイムトラベル物のアンソロジー。ロマンチィックという割には甘さ控えめで、べたべた恋愛物は脂っこすぎて苦手な私も楽しく読めました。(逆に、ロマンチックを求めると期待はずれになるかもしれない)
SFって言っても小難しい科学の説明なんかないので楽に読めるかと思われ。
 
 古い作品が多いので、「お!」と眼を惹くアイデアはないけど、手間暇かけた定番料理みたいな安定感。あとなんというか、『世にも奇妙な物語』で一番最後に出てくるような「いい話だけどちょっと不思議な話」が好きな人は好きなんじゃないか。
しかし、「時間を越える」という同じテーマだけでよくもここまでバリエーションができるな~と感心。

以下、グダグダ文

●個人的に気に入った話ランキング
1位『時が新しかったころ』は誰か映像化してくれないかなあ。ジュラシックパークみたいにCG使いまくって……
2位『インキーに詫びる』現在と過去の交差の仕方がハンパナイ。テーマも優しい。
3位『時の痛み』 ……だろうよ。そんなもんだろうよ……

●そういえば、相対性理論を使えば未来にはいけるらしいですね。相対性理論って凄く大ざっぱに言っちゃうと「超高速の宇宙船内部は、周りの宇宙より時間の進みがゆっくりになる」って事なんだって。ふ~ん。
じゃあさあ。それ使って、冷蔵庫よりも長もちする食品保存庫ってできないの?超高速で回る洗濯機みたいのを作ってだな、その中に牛乳を入れて回転させればいつまでも新鮮なまま……
うん、バターができるよね、きっと。

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黄金伝説。をつけたら、草/ナ/ギ君がふんどし一丁になってタライの中でまるまっていた。……。あれだな…… 彼は裸になってから何か突き抜けたな…… 新境地開いたな…… ファンだが。

さて、のびのびになっていた『怪談・奇談』の書評です。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)著

なんか星新一に続いてこれだよ。短編ばっか。
うああああ、懐かしい。耳無し法一とかろくろくび! 幼稚園のとき絵本で読んだよ~。おなじみの話のほかに、知らないのもあってお得な感じ。しかも角川の表紙絵は天野さんじゃよ~

 ああ、そうそう。雪女って、北海道とか青森辺りの話ってイメージがあるんだけど、もとだと関東地方の話なんだよね~とか、
 のっぺらぼうってむじなが化けた物なのか。あれ? じゃあ、のっぺらぼうは本来むじなって呼ぶべきじゃ?
とか。
 ろくろくびって首と胴体離れるの? それってむしろ飛頭蛮じゃね? と思って調べてみたら飛頭蛮=ろくろくびの一種なのか。怪異・妖怪伝承データベース(某SUN氏が喜びそうなので貼っておこう)

改めて読み直してみると新たなる発見が色々。あと今昔物語をもとにした(?)っぽいのもあったな。

実は柳だった人間、生霊、生まれ変わりなどなど、ファンタジーの元祖だよな~ というか日本文化の根底にあるのはこういうお話なんだろうな~ なんて思ったり。

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誰得?の書評ですよ。星 新一 ちぐはぐな部品。

 どーんとショートショート30編。ああ、なつかしい。中学校だか小学校だかの時分、星新一の本は(たしか)新潮社のを読みまくったよ。しかし、新潮の一筆書きみたいなシンプルなイラストになれているせいで、イラストがかわいすぎに感じる。
 内容は「しょーもねーw」と言いたくなるような軽い物から、寓意、SF、ミステリと盛りだくさん。いっぺんに読むと盛りだくさん過ぎるため、一日一話、寝る前にでも読んだらいいのでは。
んん、なんか怖い話がないのが残念。しかし、レイ・ブラッドベリの作品読んで、「なんか時々星新一っぽい話があるな」と思っていたら、星さんがレイ・ブラッドベリに影響受けてたのね。納得。
 
ちぐはぐな部品 個人的ランキング
1位 凍った時間
2位 壁の穴
3位 抑制心
 
1と2はなんだろう、欝くしいというかなんというか。さびしい。3は思わずニヤリとさせられる。こういうのいいね。
ついでに星新一の文庫の個人的ランキングも上げてみる。
1ノックの音が
2ブランコのむこうで
3ボッコちゃん
 
1はすべて書き出しが「ノックの音がした」で始る短編集。「金色のピン」は怖かったな。来客というテーマだけでよくもここまで書けるものだ。あとがきだと最初の一文決まっててかきやすかった、ような事が書かれていたが、そんなもんなのか……
 
2新装版でてますね。これは名作。「キノの旅」好きな人は好きじゃないか。(キノよりも暖かいお話だが)良い子は読め!
 
3ラストが。ラストがあああ!
 
 

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あ、↓の宵待草のKAITOバージョン、やっぱ知らないうちにいじっちゃってたんだ…… え、もういい?サーセン。では、書評というか感想。

何故読んだし。斉藤茂吉著万葉秀歌。うん、読むものなくてその辺の本棚にあったのを引っ張り出してきたんだけどね。感想?

日本語でおk。(いや、日本語ですよ)

カバーの所に「万葉集入門」とか書かれているけど、1938年に出ただけあって、解説自体が私にとってはすでに古文
「云々」 とか「~して居て」 「殆ど」「此の」等々、今はあんまり使わないのがてんこ盛り。漢文とか普通に入ってくるし。解説も似たつくりの歌の紹介とか、『「久木生うる」という伸びた句と、結句の「しば鳴く」と端的に止めたのを注意していいだろう』といったふうに歌の技巧についてが多く、中には句の意味が書いていないのもある(汗)

これから万葉集勉強しないといけないんだよう、という学生さんにはこの本より角川辺りの(確かビギナークラシックとかいう古典をやさしく噛み砕いて解説してくれるシリーズが出てたはず)軽い奴の方がお勧め。

しかし、短歌は短い文字数でどれだけ無駄なく自分の情感を盛り込むか? のある意味究極の形なので、詩とか歌詞とか書きたい人は勉強してみるといいのでは? と思いましたよ。

ところで…… 家に下巻がなくて上巻が二冊ってどういうことでしょうね?

●柿本人麿いい人だな
●え、「綿ふかふかであったかそ~」で一首ですか?!
●古文カッコイイよ古文
●枕詞って全何種?

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→右のブログパーツ、ようやく変わったと思ったらま・た・お・ま・え・かw
というわけで読み終わりましたよ、「銀色の恋人」の続編「銀色の愛ふたたび」。べ、別に某小説の書き方で「恋愛要素は必須」って書いてあったから読んで勉強しているわけじゃないからね!(なにこのどうでもいいツンデレ)
 
 銀色の恋人よりおもしろかった!色んな意味で。 特に主人公が頭よくて。謎解きも多めだったし。
前作の補完部分もあり、「おいおい、それからどうなったんだよ」と思った人は読んでみるといいかもしれん。ただ、前作の純愛にきゅん死した乙女たちはそのイメージぶち壊したくなくば読まないほうがいいかもしれん。だってさ。

前作
ジェーン、ロボットのシルヴァーに恋をする。
色々な原因から、二人で逃走。
シルヴァー、愛と心を理解する
結局会社に捕まる。シルヴァーはどうやら炉で溶かされてしまったらしい
悲しみにくれるジェーンに、シルヴァーがテーブルターニング(西洋こっくりさん)を通じて「私の分まで生きてください。いずれ会えますよ」とメッセージを送る
 
 ああ、なんて悲しくも美しいお話だ。悲恋悲恋。んで、今回の前半。
 
シルヴァー=ヴァーリスと改名。溶かされていたのではなく、スイッチ切られて一端分解されただけ
ジェーンの本(銀色の恋人=小説内ででてくる「ジェーンの本」」)を見つけて読んだ今回の主人公ローレン。話の中のシルヴァーに恋をする。そしてついに実際に会うわけだが……

以下、ネタバレ 以下、ネタバレ 以下、ネタバレ
  
その時の会話(色々要約)
「ジェーンの事、覚えてる? 愛してた?」
「覚えてますよ。愛していたんだと思います。でも今はあなたの方が……」
「こっくりさんでメッセージ送った?」
「いや、スイッチ切られていたので。覚えてないです」
 工エエェェ(*゚Д゚)エエエエェェェl!!!
 ちょ、シルヴァー、 リセットされとる! 中途半端にリセットされとるよ! 別人28号だよ!
 
なんか、盛大なノリツッコミのようだ。前作でキュン死した乙女たちはショックだろうが、自称現実主義の私的にはさもありなん。実際こんなもんだろうなあ。とまあ、最後の最後で驚きのフォローがありますしね。
 
しかし、後半ぎりぎりまで諸所の問題に決着つかないままで、どうするんだろう、と思ったがそうきたか。ん~、ローレンの正体とかご都合主義といえなくもないけど…… 伏線張ってあったから許す(←何様?)
 
にしても、今回のあらすじ読んで知ったけど、前作の方の シルヴァーがテーブルターニングでメッセージ=機械仕掛けの人形が魂を持つ っての、驚く所だったのか! 気づかなかった。(いや、自分にも魂がもてるのか?というシルヴァーの問いに対する答えなので大事な部分だとはわかってましたが)あらすじにもあった通り、私はつくも神信仰の生粋の日本人ゆえ、「だろうよ」レベルだったw
 
そして主人公が宗教施設で育ったという設定もあるけれど、人間の事を「神の似姿」ロボットのことを「神」(この作品では人間よりも美的、能力的にすぐれているため)と表現するところ、海外の作品だなあ、と思った。そういえば、日本でロボット工学が発展したのは「キリスト教の影響が少ない」(人間に似せて機械を作る=神の真似事イクナイ!)のと「鉄腕アトム」のおかげだそうですね。(そういえば、人間そっくりのアンドロイドを書いた海外SFって意外と無いような)
 逆に私のうっすいSF読書体験からすると、人体改造なんかは多いような気がする。美容のために体に手加えたり、機械動かすために体にチップ埋め込んだり、コードで宇宙船と接続されたり。あ、あれか。日本は中国から伝わった身体髪膚なんちゃらかんちゃら的な考え方があるからか?
 
以下ぐだぐだな感想文
●クローヴィス、涙目。
●こいつら、動力何で動いてるんだろう?
●ヴァーリスの口調が後半雑になるのはグッジョブ。
●ローレンの秘密。ヴァーリスが「伝えなきゃ→いえなかったorz」を密かに繰り返していたかと思うとw
●先生! エロかっこいい男キャラの表現に殺し文句が有効なのはわかりましたが、ちょっと外すと間違いなく「うわっ! 寒っ!!」ってことになるので怖くて使えません! いや、千夜一夜でもキザったらしいセリフは微妙にありますがあれはドタバタコメディゆえ外してもはは、こいつ何言ってんだよで終るから別に問題は無(暗転、フェードアウト)
 

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